全道大会の屈辱。
今までレースで予選落ちなど経験が無い中学2年生。さぞかし天狗になっていたのでしょう。でも、格が違います。それまでは、学年別の制限に守られていました。その制限が解かれて、初めて「井の中の蛙」という意味を思い知ったのでした。得意の1500mまで付いて行くのがやっとです。勝負なんて10年早い!予選最下位・・・・・だったと思う。
中学2年の夏休みは凹みました。○見市は屈辱の地です。その夏休みから練習の密度が濃くなりました。スピードも、持久力も、まだまだと気づいた少年は先生の指導で更に鍛えられたのです。200m・400mのインターバル、5000mロング走、時には筋トレ、サーキットトレーニング、フォームの研究等々・・・・F先生、今更ながらありがとうございました。
陸上部の仲間もドンドン力をつけてきました。それまで、3人しか居なかった部員もその頃には2年(ナカジーも入れて)6人、1年生5人。毎日の練習が楽しかった~ぁ。
走り幅跳びのエースI君、100mHのエースT君、そしていつもナカジーと同じメニューで練習していたK君。特にK君、いつのまにかナカジーと一緒に強くなったよね。だって、3年の中体連ではナカジーと一緒に800m決勝を走ったファイナリストになっていたもん!F先生の指導は間違っていなかったんだよ!とにかく2年の夏から3年の夏までの丸1年は、寝ても醒めても陸上だったね。
F先生の練習はユニークでした。決して練習では追い込みません。イメージはさせます。でも、練習では100%を出し切りません。せいぜい6割。でも、基礎はみっちり。
たとえば、アップの後のウインドスプリント。全ての競技の基礎だ!との事。短・中・長・跳・投の全ての選手合同。距離、本数は全て一緒。しかも、日によってバリエーションがありました。基本は大きな動きと無駄の無い動き。体全体のバネを養います。バランスも重視。そのバリエーションとは・・・・・①ダッシュからスピードを維持しつつのWS。目的はトップスピードに近いスピードをを維持する事でより大きく正しい走りをすること。②逆に徐々にスピードを上げてWSに持って行きそこから加速しトップスピードに持っていく。走りにメリハリを付けて加速の原理を染み込ませる事。等々・・・・ちょっと難しいですね。
そして、練習の最後には必ず鉄棒の懸垂です。男子も女子も!
決して追い込まないのは中学生にはよいことだったと思います。毎回試合が待ち遠しかった。ナカジー少年は試合大好き人間でした。だって、練習での成果が100%出せる場ですから!
ナカジーのレーススタイルは、「ラストスパートの鬼」作戦です。800mなら150m、1500mなら200mのラストスパートは誰にも負けない自信が有りました。最後にブッチ切る。この基礎は、WSからのダッシュ!2年締めくくりの新人戦では、1500mブッチ切りのラストスパートが炸裂したのは言うまでも無い。
屈辱から学ぶ事の多い2年生でした。
続く・・・・
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